2009年04月24日

小胞体は運河の如く

小胞体は運河の如く


 核から細胞膜までつながった迷路のような物が小胞体と呼ばれる構造です。一枚の幕からなり、主に物質の輸送を担当していると言われています。
 タンパク質の合成工場であるリボソームの付着したのがが粗面小胞体、ついていないのが滑面小胞体です。粗面小胞体はリボソームが付着していて合成したタンパク質を小胞体の中に集めます。そうですね、皆さんは千羽鶴など折った事ってありますか?折った千羽鶴をあちこちに置いておくと散らばって集めるのが大変ですよね。そこで袋や箱を置いて作った千羽鶴をその中にいれます。小胞体がちょうどその袋や箱にあたるのです。自然界では散らばったものを集めるのは至難の技なので、細胞の中ではちらばるまえに一カ所に集めるというテクニックを使っていたのです。滑面小胞体は主に物質の輸送ということになります。
さあ、あと2つほど話したらゴールデンウィーク特集にしましょうか。
お楽しみに!



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Posted by 徳門大介 at 10:00│Comments(0)細胞
 
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