2009年04月20日
ミトコンドリアはエネルギー発生装置だ!
ミトコンドリアの名前の由来はマイト(糸状)、コンドリュウム(球状)です。形が糸状または球状の物体と言うことです。考えてみると精子の中片部にはミトコンドリアが合体してドーナツ状のミトコンドリアになったりするんですよね。
さて、名前の由来から入ってきましたが、内外二重の膜をもち、内膜くねくねと入り組んでいます。このような部分をクリステなんて呼んでいますね。
皆さんが深呼吸したとき吸い込まれた空気の酸素は肺で赤血球と結合して動脈を通って各組織に運ばれ組織で酸素は解離するわけですが、最後にはミトコンドリアに到達して好気呼吸に使われます。
好気呼吸は1モルあたり38モルのATPを生産します。アルコール発酵のような嫌気呼吸は1モルあたり2モルのATPなのでなんと19倍もの効率でATPに変換してくれるのですね。ATPはエネルギー通貨として生物の体の中で運動エネルギーに変わったり電気エネルギーに変わったりする重要な物質なんです。
Posted by 徳門大介 at 18:11│Comments(0)
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