2009年04月18日

生物に出る長さの単位

生物に出る長さの単位


 みなさんおはようございます。今日は今年度最初の講義の日になりますね。
今日は長さの単位について話したいと思います。生活ではメートル法が中心で、メートルが基本で地図上ではその1000倍の㎞や100分の1の㎝、1000分の1の㎜が使用されています。
 受験生物の中では細胞の大きさを表現するのにμm(マイクロメートル)を使います。μmは1㎜の1000分の1の長さです。人間の細胞の大きさは10μmくらいです。ですから1㎜の長さに100個ほど並ぶと言うことになります。
 ゾウリムシは約200μmですので1㎜に5個ほど並べる事ができます。赤血球は7.5μmですので130個ほど並べる事ができるのです。使い慣れない単位ですので身近な細胞を普段使っている最小値(1㎜)に換算して感じをつかんでいくしかないでしょう。
 1μmの1000分の1がnm(ナノメートル)です。細胞膜の厚さがおよそ10nm、アミノ酸分子が1nmと言われています。
 最小の値はÅ(オングストローム)といっ1nmの10分の1の単位です。主に電子顕微鏡の世界で使う単位でタンパク質の分子の大きさやウイルスなどのサイズを表現するのに使います。ちなみにアミノ酸分子は10Åで原子が1Åとなります。



同じカテゴリー(細胞)の記事
小胞体は運河の如く
小胞体は運河の如く(2009-04-24 10:00)


Posted by 徳門大介 at 10:07│Comments(0)細胞
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
徳門大介