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Posted by TI-DA at

2009年04月30日

見えぬ敵との戦い!



おもしろ受験生鬱の読者のみなさんこ

 巷ではブタインフルエンザで情報が錯綜しています。これからの時代は自己責任で最終的に自分で自分の命も
守らなくてはならないのですね。
 今回のようにワクチンがない場合は誰でも平等に感染する可能性があります。ただ、病院関係者以外は「君子
危うきに近寄らず」で、ウィルスの蔓延している場所に近づかないことなのです。
 ウィルスはどこからでも私たちの体の中に入るわけでなないのです。入る場所は鼻の粘膜とのどの粘膜なので
す。みなさんに感染しない秘訣を何点かお教えします。
1.手洗い(できれば石鹸で)
 人間の手には多くの病原菌がついています。今回のウィルスもお金やドアのノブ
について移動してきて私たちの口や鼻の周りをフワフワと漂うのです。ですから、石鹸で泡に絡めて水に流しま
しょう。
2.うがい 
 粘膜に着いたウィルスはしばらくしてから粘膜を通過して体の中に感染します。その粘膜について
いる間にうがいで物理的に洗い流します。できれば鼻の中をうすい海水をくぐらせるとよいのです。鼻には空気
を暖めて体内に入れるためある程度の空間があるのですが、その場所にウィルスが宿って感染する場合はおおい
のです。
3.マスク着用
 人混みや病院に行くときは必需品です。マスクは売り切れが予想されますので家族分の2倍ほどの買い置きは
必要だと思います。
4.ココアを飲む
 1.から3までは国や保健所などの文章にもあるのですが、問題は4番です。私が受験生を指導して徹底して
いるのがココアなのです。皆さんはガムを噛みながらココアを飲んだことはありますか?ガムが溶けて無くなり
ますね。たぶんココアの成分にはポリフェノールなど優れた抗菌物質が含まれているのですが、たぶんウィル
スの殻を溶かすのだと思われます。先進国ではココアまたはチョコの形でココアを接収しているようです。
5.体温を高めにする
 熱が出ると直ぐに熱冷ましを飲んではいけません。ウィルスを殺す最も効果的な方法は39度以上の熱なので
す。ただ、大人は40度を超える熱で二日すると死にますのでたいへんなのですが、高温に強い人であればできる
だけ39度くらいまでは熱冷ましを飲まないで頑張るのがウィルスをやっつける近道ですね。
6.タミフル
 現在医療機関が使う最終兵器はタミフルです。ただ、タミフルは幻覚をみるようなので、とくにマンションや
高層住宅の家は注意が必要でしょう。今回のインフルエンザが日本に上陸した場合、高層住宅の多い日本では多
くの人がタミフルによる事故死で死ぬのではないかと思われるのです。

 WHOもそろそろ警戒レベルを網一段上げようとしています。国際社会となり、物流・人的交流の激しくなった昨今島国の日本だから…という考えは通用しそうにありません。今回を機会に完全な生命体ではないと言われるウィルスについて調べてみるのもよいかもしれませんね。  


Posted by 徳門大介 at 11:15Comments(1)

2009年04月25日

核は遺伝子の保管と発動の場



今日は核の話です。生物は大きく分けると核を持つ真核生物と核を持たない原核生物に分けられますね。原核生物は細菌類(大腸菌、乳酸菌など)、ラン藻類(ネンジュモ、ユレモなど)があり、それ以外の生物は真核生物になります。きょうはその真核生物のもつ核の働きです。
 核膜は2重構造になっています。2重膜と言わないのは所々に核孔という穴があり、2つの膜がつながっているからなのです。そこで、二重構造と呼ぶことにします。核の中には酢酸カーミンなどの染色液で赤く染まる染色質があり、遺伝子の本体DNAがあります。DNAは生物を作る設計図の元のようなものです。必要な部分をコピー(転写)してmRNAを合成して、細胞質にあるタンパク質工場であるリボソームに移動するのです。 設計図のもとを開いて居るときにDNAが散らばったり、他の細胞小器官などの衝突によって壊れないように保護している場所だと考えることができるでしょう。   


Posted by 徳門大介 at 11:15Comments(0)細胞

2009年04月24日

小胞体は運河の如く



 核から細胞膜までつながった迷路のような物が小胞体と呼ばれる構造です。一枚の幕からなり、主に物質の輸送を担当していると言われています。
 タンパク質の合成工場であるリボソームの付着したのがが粗面小胞体、ついていないのが滑面小胞体です。粗面小胞体はリボソームが付着していて合成したタンパク質を小胞体の中に集めます。そうですね、皆さんは千羽鶴など折った事ってありますか?折った千羽鶴をあちこちに置いておくと散らばって集めるのが大変ですよね。そこで袋や箱を置いて作った千羽鶴をその中にいれます。小胞体がちょうどその袋や箱にあたるのです。自然界では散らばったものを集めるのは至難の技なので、細胞の中ではちらばるまえに一カ所に集めるというテクニックを使っていたのです。滑面小胞体は主に物質の輸送ということになります。
さあ、あと2つほど話したらゴールデンウィーク特集にしましょうか。
お楽しみに!  


Posted by 徳門大介 at 10:00Comments(0)細胞

2009年04月23日

物質の濃縮・分泌に関係する装置



 おはようございます。しばらく雨が続いていますね。今の季節は暖かい小笠原気団と冷たい大陸からの気団のおしくらまんじゅうの時期なので小笠原気団が勝てば生暖かい湿気た日になるし、大陸気団が勝てば寒さがもどるのです。今の気温は21.9度です。日曜日は25度まで上昇していました。生物の代謝に大きく関係するのは温度指数で知られる5度と私の経験からすると18度だと思います。特に水中の生物は温度に大きく支配されるので水温の変化は重要ですね。
 さて、今日は細胞小器官その4となります。細胞の中で、物質の合成・濃縮、分泌に関わっているのがゴルジ体と呼ばれる扁平な袋を積み重ねたような構造です。葉緑体やミトコンドリアが2重膜だったのに対し、一重の膜であるところも重要ですね。
 それかから、動物細胞の分泌線細胞や神経細胞でで目立つので動物細胞にだけあると思いこむ生徒がいますが、植物にもあります。主に甘い蜜などを分泌する蜜腺など分泌に関係する細胞で発達する傾向があります。   


Posted by 徳門大介 at 09:48Comments(0)細胞

2009年04月21日

タンパク質合成の場はダルマ形



 ViA進学アカデミーの受講生のみなさん、生物を受験科目にしている受験生のみなさんおはようございます。
 皆さんの体は多くのタンパク質から構成されています。髪の毛や爪はケラチンというタンパク質、筋肉はアクチンとミオシンというタンパク質ですね。DNAのタンパク質はヒストンと呼ばれています。その他にも赤血球の中で酸素と結合するヘモグロビンのグロビンなどもあります。体の中の多くの化学反応を支えているのは多くの酵素達ですね。
 
 このようにタンパク質って重要な物質なのですが、図のようなダルマ形の小体がつくっているのです。タンパク質を合成するのに必要な情報はmRNAとして核の中のDNAからてその情報に基づいてtRNAが運んできた特定のアミノ酸を並べてその生物特有のタンパク質を作るのです。
 
 さて、センター試験ではリボソームの構成物質は? 
答え:タンパク質とrRNA(リボソームRNA)
光学顕微鏡では見えなくて電子顕微鏡では見えるサイズとしてでてきますよ。   


Posted by 徳門大介 at 09:00Comments(0)細胞

2009年04月20日

ミトコンドリアはエネルギー発生装置だ!



 ミトコンドリアの名前の由来はマイト(糸状)、コンドリュウム(球状)です。形が糸状または球状の物体と言うことです。考えてみると精子の中片部にはミトコンドリアが合体してドーナツ状のミトコンドリアになったりするんですよね。
 
 さて、名前の由来から入ってきましたが、内外二重の膜をもち、内膜くねくねと入り組んでいます。このような部分をクリステなんて呼んでいますね。

 皆さんが深呼吸したとき吸い込まれた空気の酸素は肺で赤血球と結合して動脈を通って各組織に運ばれ組織で酸素は解離するわけですが、最後にはミトコンドリアに到達して好気呼吸に使われます。

 好気呼吸は1モルあたり38モルのATPを生産します。アルコール発酵のような嫌気呼吸は1モルあたり2モルのATPなのでなんと19倍もの効率でATPに変換してくれるのですね。ATPはエネルギー通貨として生物の体の中で運動エネルギーに変わったり電気エネルギーに変わったりする重要な物質なんです。  


Posted by 徳門大介 at 18:11Comments(0)細胞

2009年04月19日

葉緑体はサンドイッチマシンだ!



葉緑体といえば光合成の場。というのはみなさんよく知っていますね。2重膜構造で、内部にはチラコイドと呼ばれる膜構造が発達しています。コインを重ねたような部分を特にグラナなんて呼んでいます。このチラコイド膜の中には光合成に必要な色素が含まれているのです。
 
 ここで、光合成について考えてみると。植物が根から吸い上げて水を分解して水素と酸素に分けます。気孔から入ってきた二酸化炭素と水素をあせてブドウ糖などの有機物に光エネルギーを化学エネルギーとして変換してしまうのです。
言うなれば葉緑体は二酸化炭素の炭素と酸素の間に水素をはさんでサンドイッチにするマシンだと言えるでしょう。  


Posted by 徳門大介 at 21:31Comments(0)細胞

2009年04月18日

生物に出る長さの単位



 みなさんおはようございます。今日は今年度最初の講義の日になりますね。
今日は長さの単位について話したいと思います。生活ではメートル法が中心で、メートルが基本で地図上ではその1000倍の㎞や100分の1の㎝、1000分の1の㎜が使用されています。
 受験生物の中では細胞の大きさを表現するのにμm(マイクロメートル)を使います。μmは1㎜の1000分の1の長さです。人間の細胞の大きさは10μmくらいです。ですから1㎜の長さに100個ほど並ぶと言うことになります。
 ゾウリムシは約200μmですので1㎜に5個ほど並べる事ができます。赤血球は7.5μmですので130個ほど並べる事ができるのです。使い慣れない単位ですので身近な細胞を普段使っている最小値(1㎜)に換算して感じをつかんでいくしかないでしょう。
 1μmの1000分の1がnm(ナノメートル)です。細胞膜の厚さがおよそ10nm、アミノ酸分子が1nmと言われています。
 最小の値はÅ(オングストローム)といっ1nmの10分の1の単位です。主に電子顕微鏡の世界で使う単位でタンパク質の分子の大きさやウイルスなどのサイズを表現するのに使います。ちなみにアミノ酸分子は10Åで原子が1Åとなります。  


Posted by 徳門大介 at 10:07Comments(0)細胞

2009年04月14日

雌雄同体



 生き物には性別がある生き物がいます。人間は男と女ですが、動物の中には雌雄同体といって1個の体に雄の生殖器と雌の生殖器を合わせもつものがいるんです。
 みなさんの身近ではカタツムリがあげられますが、今日は海のなかの華麗なウミウシの世界に皆さんをご紹介いたしましょう。
 海底を散歩しているとときとしてピンクのレースのような綺麗な物体に遭遇します。よく目をこらしてみるとそれは小さなピンクの卵塊なのです。
 普段はウミウシと卵塊を同時に見ることはないのですが、今回はみごとにビンゴでした。ちょうど卵塊を産んでいる場面に遭遇したのです。で、卵の産んでいるからお母さんかと思いきやお父さんでもあるのか?なんと呼んでよいのかハタと困ってしまうのでした。
 広い海の中2同じ種が2匹出会うことは大変あこと、出会ったときは両方子供が産めるようにしたのが雌雄同体の理論だと思うのですが……。
   


Posted by 徳門大介 at 23:10Comments(0)生殖

2009年04月14日

単細胞は天才だ!



受験生のみなさんおはようございます。
今日はカサノリの話をします。最近生きた化石のシーラカンスの話題がよく新聞などで取り上げられますが、その遙か彼方の5億6000万年前からほとんど姿を変えないで生きている生きた化石の王様ウラスの生物がカサノリなのです。
 生物の教科書に載っているのはドイツで研究されたカサノリの話が中心ですが、ドイツにはカサノリの生える海はなく、地中海沿岸から取り寄せて研究していたのです。ところが、それよりも遙かにきれいで大きなカサノリが沖縄・奄美に生息しています。特に沖縄本島には一面カサノリだらけといった場所もあるのです。上の写真はその場所で撮影したものです。
 よく見るとカサノリの傘の形って天皇家の紋章と同じ形をしているのですよね。昭和天皇もハゼの研究で有名な生物学者でしたが、何か因縁があるのかもしれませんね。
 さて、今日の本題は「単細胞生物は天才だ!」という点ですね。私たち人間の体は60兆個もの細胞から構成されていると言われています。平均のサイズは10ミクロンです。10ミクロンというと1ミリメートルに100個もの細胞が並ぶのです。カサノリのサイズは傘の直径約1センチ、枝の長さ10センチですから、私たちの細胞の一万倍以上の大きさがあることになります。1個の細胞で子孫をつくることもでき、光合成をして成長することもでき、自分の体を支えることもできるカサノリは凄いのです。
 最近興味があるのは10センチもの長い距離をどのように物質が移動するのかと言うことです。拡散現象で運ぶには無理がありますね。ベルトコンベアーのような強制的な輸送システムを持っていないと生きていくのは無理な話ですね。考えてみると遙か彼方の6臆年以上前にその輸送システムを獲得していたと言うことになります。
 今のように時代と共に変化するということは実は優れているようでいて、未完成な形なのですね。完成した形という物は時代が変わっても不変でいられるのです。
 皆さんの周りに代わらない物って何がありますか?例えば古文の文章って長い年月の間に淘汰されずに生き残っていますよね。それって、日本人の根本的な何かを含んでいるから……、現在も読みつがれているのでしょう。さあ、おけいさんの授業の端々に答えがちりばめられているはずです。  


Posted by 徳門大介 at 09:51Comments(0)細胞

2009年04月14日

ハリセンボン



新年度が始まりました。今年度も頑張りましょう。
今日は久々にダイビングに行ってきました。宜野湾のトロピカルビーチの側のとある小さなビーチです。フランスから留学に来ているシャーリー君のお気に入りのポイントということで一緒に行ったのです。
 ハリセンボンが沢山いました。一匹つ捕まえたらプーッと膨れてこの通り。
ハリセンボンって膨れると泳げないんですよね。しばらくはなしても泳げないので気持ちは逃げたくて焦っているのに……。
その真理状況は目に現れますね。  


Posted by 徳門大介 at 01:04Comments(0)海洋生物学

2008年08月25日

二重螺旋の利点


DNAの二重らせん構造


 前回のコンペイトウガイが逆立ちしているのは夏の岩盤の熱さ対策でした。接地面を限りなく小さくすることで熱が伝わるのを防ぎ、立つことで太陽からの樹熱量を最小面積にして減らしていたのです。

 さて、夏休みにやったDNAの復習をしてみましょう。二重らせん構造にするとどんな良いことがあるんでしたか?
①DNAを複製するときに半保存的複製でまったく同じ塩基配列のDNAを2組つくることができた。
②紫外線などに当たって破壊された塩基を修復するときに、相補的塩基から推測してDNA修復が行われる。  


Posted by 徳門大介 at 11:51Comments(1)遺伝・DNA

2008年08月17日

何をしてる?


今週のタイムス住宅情報に連載する写真ですが、この2匹の巻き貝(コンペイトウガイ)は何をしているのでしょうか?

ちょっと考えてみてくださいね。
場所は海岸のノッチの上の岩場です。  


Posted by 徳門大介 at 23:16Comments(0)クイズ

2008年08月11日

夏の陣 折り返し


大教室も一杯するほどの熱意!(ViA進学アカデミー中部校)


 トチヌハイヤ ウマヌハイ(時間が過ぎるのは馬が走るがごとく)なんていいますが、時間の過ぎるのは速いものです。先週はViA進学アカデミーの首里校と中部校で「遺伝の夏・光合成の夏」の前半をしました。5回の講座で遺伝の分野を一通り流しました。

 暑さにも負けず朝も早くから満員の教室で頑張っていました。次回は光合成の計算問題やグラフの問題をたくさんやりましょう。
生物毎年恒例の夏期講座最終日にスライド上映会のアンケートを取りました。ダントツの一位はインドネシアバリ島でした。高級リゾートホテルで過ごした一月はどんなだったのでしょうねえ。お楽しみに!サンゴ移植の指導で訪れたバリ島。一年のうち半分は祭りや行事で休み。休みの日は基本的に働いてはならない。木を逆さに植えても平気な国民にサンゴは植えられるのか?
読者の皆さんなら何番のスライドが見たいでしょうか。

①アメリカ2週間の旅(グランドキャニオン、ブライスキャニン、
ヨセミテ国立公園、デスバレー、サンタモニカ、ロングビーチ
サンフランシスコ、ゴールデンゲートブリッジなど)
②世界遺産 屋久島の旅(縄文杉、紀元杉、双子杉など
                 穴場スポット)
③沖縄のサンゴ礁(元気な頃のサンゴ礁とそこに住む生物
④インドネシア(バリ島の旅)高級リゾートホテルでの1ヶ月
⑤沖縄の離島(与那国、波照間、黒島、竹富、久米島、
大東島、久高島など  


Posted by 徳門大介 at 10:10Comments(0)受験生生活

2008年07月23日

シナプスは一方通行!


シナプスは一方通行、軸索は両方向!


 毎日天気の良い日が続いていますが夏ばてしてませんか? 毎日のこの暑さで大脳が溶けてしまうのではないかと心配しています。アイスでも食べながら頑張りますか……?

 さて、夏休み前に終えた神経の分野で重要なポイントがありました。神経のニューロンとニューロンの接している場所(シナプス)では神経伝達物質を分泌する側と受け取る側が決まっていましたね。ですから、情報は一方通行になるのでした。ところが、軸索の途中を閾値以上の強さで刺激すると細胞膜が興奮状態になり、その興奮は両方向に伝導するのでした。

 生物用語としての伝導と伝達。伝導は細胞膜における電気的な情報の受け渡しのことであり、伝達はシナプスにおける化学物質による情報の受け渡しなのです。日本語的には伝導も伝達も伝えることに違いはないのですが、生物学的には区別されているのですね。ご注意を!
  


Posted by 徳門大介 at 10:17Comments(1)刺激の受容と動物の反応

2008年07月21日

夏期講座突入!!


夏期講座を前に燃える闘魂達1

夏期講座がんばりまーす!(元気トリ娘)


 今年も夏期講座がやってきました。写真はViA進学アカデミー中部校の燃える闘魂達です。昼間は琉球大学のオープンキャンパスで疲れているにもかかわらず殆ど満席の教室。若者達の燃える熱気でクーラーもオーバーヒート気味です。

 汗かきの私はタオルで汗を拭きふき楽しく講義をしました。
 
 さて、今年の夏は「遺伝の夏、光合成の夏!」で行こうかと思っています。生物の合否を決める重要な遺伝分野を攻略、計算問題やグラフの見方で重要な光合成分やを攻略します。学校のカリキュラムがきつくて日頃予備校に来れない生徒も夏期講座だけでも受けておけば秋からの追い込みが楽になりますよ。
  


Posted by 徳門大介 at 15:34Comments(0)予備校生活

2008年07月10日

全か無かの法則!


ニューロン1本の場合と束ねて複数にした場合で何が違う?


こんにちは。沖縄は気温33.9度ですね。ただ、風が少しあるのでどうにか生きてますね。
しばらく夜の公園を回ってクワガタムシ採りをしています。最近公園に植え付けられているタイワンモクゲンジという樹木の樹液が美味しいらしくよく集まるんですね。今月の25日にはガリバー旅行社企画で「夏休み自然観察ツアー」も企画しています。皆さんとは受験生物でガンばてますが、将来の受験生になるかも知れない小学生のみなさんとも生物学を共有しようかと思っているのです。

 さて、今日のテーマは全か無かの法則!
ニューロン1本では閾値を超えると興奮し、越えないと興奮しないという。言えば、デジタルの1か0かの世界なのです。でも神経を束ねると閾値の低い(敏感)ニューロンや閾値の高い(鈍感)なニューロンがあるんどえ伝える強さは刺激の強さによって徐々に強くなるんですね。ですから、ニューロン一本ではデジタルなのに、多数束ねるとアナログになってしまう。うーん、凄い!
  


Posted by 徳門大介 at 12:44Comments(0)刺激の受容

2008年07月02日

瞳は夜開く


暗いとき(上) 明るいとき(下)


 さてみなさん眼の構造はマスターしましたか?名称は参加賞ですよ!差が付くのは次です。
最近は眼の調節機能が注目されていきていますね。ロボットの開発やデジカメの普及で自動焦点・自動絞りなど常識になってきていますが、まだまだ人間の眼の機能には及ばないのが現実でしょう。その眼の仕組みを試験に出してくるのです。

上の図は暗いときは瞳孔散大筋が収縮し、瞳孔括約筋が弛緩して瞳孔が開き光を取り込む窓を開くのですね。

下の図は明るいときで瞳孔括約筋が収縮し、瞳孔散大筋が弛緩して瞳孔が狭まり光の量を減らすのですね。

ここで重要なのは2種の筋肉の名称と働きを関連づけて理解しておくことです。
  


Posted by 徳門大介 at 23:24Comments(0)刺激の受容

2008年06月11日

卵割の特徴3つ



こんにちは! 暑くなって来ましたが…、ちゃんと睡眠とれてますか?
さて、沖縄の海の中ではサンゴの産卵の話がチラホラ。私も20日の夜にサンゴの産卵を観察に出かける予定をしています。
真栄田岬でサンゴの産卵を観察するため夜の8時から夜中の1時まで海の中にいました。そのときにナガウニの産卵やナマコの産卵などを見ることができましたよ。自然は今、繁殖期なんですね。

 さて、今日は受精してからの体細胞分裂の初期すなわち卵割の特徴を3つまとめてみましょう。

1.細胞周期が短い。細胞の成長がいらないので分裂から次の分裂までの期間が短くなるのです。
2.分裂するたびに細胞が小さくなる。細胞が成長せずに分裂するからですね。
3.同調的に分裂する。2つが4つに、4つが8つに……と、同時に割れます。
  


Posted by 徳門大介 at 10:31Comments(0)

2008年05月30日

裸子植物の胚乳の核相は?



おはようございます。現在は被子植物の時代ですね。中生代、恐竜が地球上を闊歩していたころは裸子植物が地表を覆っていたことでしょう。さて、入試で突かれそうなハイレベルの問題を…
 被子植物は重複受精で良く出てきます。胚乳の核相は3nですね。さて、裸子植物の胚乳の核相は?

 答えはnです。
裸子植物の胚乳は減数分裂後受精をカイせずに成長を開始します。一次胚乳と呼ばれるものです。ですから、nのままなのです。
  


Posted by 徳門大介 at 12:02Comments(2)生殖
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